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更新料って絶対払わなきゃだめ?更新料をうまく活用しよう。

01-04-2016

更新料は、物件を契約するときに払うことはないですが、入居してから忘れたころにやってくる高額の出費です。
一般的に、契約してから2年後に、月々の家賃とは別に、家賃1ヶ月分。中には1.5ヶ月分の更新料を支払う物件も御座います。
(1回で2.5ヶ月分家賃なんてツライ!!)
もちろん契約時に交わされる契約書には更新料が記載されているわけで、
その契約書にハンコを押す以上、後になって「更新料なんて払えないよ!」なんていう主張は出来ません。
それは契約違反、ただの言いがかりになってしまいます。
こうならないために、今回は更新料をうまく活用する方法をご紹介します。

更新料1

更新料って安くできるって本当?

しかし、これは交渉次第で更新料を安くできる可能性があります。
考え方では更新料の性質を逆手に取ったお買い得なお部屋選びが出来るのです!!

例えば、家賃が12万円で、更新料が2年ごとに家賃の1ヶ月分(12万円)かかるとします。
この場合のこの更新料を、2年間(24ヶ月)の月割で考えてみると、更新料12万円÷24ヶ月=5千円で、月あたり5千円の負担を、一括で支払っているのと同じ状態であるわけです。

これをうまく利用して、例えば『毎月の家賃を4千円上げていいから、更新料を免除して欲しい』と交渉してみてはどうでしょう。

そうすれば、貴方は月換算で4千円負担するはずの更新料を、毎月1,000円ずつ軽減されるので、
2年間で実質24000円!!減額交渉をしたことになるわけです。

一方、大家さん側も、毎月の安定収入が上がる方が、将来的に望ましいと考えるケースが意外に多く、すんなりOKという場合もしばしばあります。

家賃の値下げ交渉に対する大家さんの反応は!?

以下の4パターンが予想されます
(A)値下げ交渉を全面的に受け入れた満額の返事が来る
(B)要求した交渉の満額の値下げは不可だが、一部の値下げなら応じられるとの返事が来る
(C)何の回答もこない
(D)減額には一切応じられない返事とが来る

最も良い回答は、やはり(A)の値下げ交渉を受け入れて頂ける回答ですね。
ですが、一度、契約してしまっている以上、大家さんも商売ですから現実にはあまり期待はできません。
ただ、数十年以上住み続けていて、ずっと高い家賃設定のまま家賃改定が行われていなかったり、賃料相場からあまりにもかけ離れた賃料設定の場合、10%程度の値下げを要求しても、すんなり通る可能性は十分にあります。
うまくいけば、一回の交渉で年間で何十万円ものお金が浮くことになるのだから、コストパフォーマンスが高い交渉といえます。

契約の注意点

契約は自動更新となります。
貸主、借主どちらからも、期間内に解約の意思表示が無ければ、今までと同じ内容の契約が継続していきます。入居者から解約を告げなければ、貸主から解約を申し出ることは少ないです。

更新料2

貸主から解約を申し出る場合は家賃滞納や騒音トラブルなどの管理上の問題か、取り壊しのために立ち退いて欲しい場合ぐらいであると考えられます。

更新料をうまく活用するためには

実際には更新料を収益の一部として想定している貸主や実際は管理会社の手数料となっているケースがほとんどではないでしょうか。
このような場合、更新料は、毎月賃料と同じく自動引き落としになっている場合も多く「更新時期を忘れたまま更新月となり、更新料が、毎月賃料と一緒と引き落とされてしまった」などトラブルにならないよう更新日の確認や正しい知識や情報を身につけておくことが必要です。

更新料や更新手数料を交渉によって値引きすることは不可能ではありません。
ですが、値引き交渉をする場合、トラブルを発生させないためにどんな交渉方法をとるべきか。
不利な契約なまま更新してしまわないよう正しい知識を身に着けておく必要がおくべきではないでしょうか。

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