緊急事態宣言で不動産成約件数が大幅ダウン!!コロナショックが不動産市場に与えた影響とは?

新型コロナウイルス蔓延で4月7日に緊急事態宣言が発令されました。非常事態宣言自体は5月25日に全面解除されましたが、まだコロナショックは完全に終息した訳ではありません。
では、緊急事態宣言中の不動産市場動向はどうなっていたのでしょうか。
ここでは、4月、5月の中古物件の成約数などをまとめてみました。

2020年4月、5月の中古マンションの市場動向
まずは、中古マンション(首都圏)の4月、5月の成約件数などを見ていきましょう。
2020年4月の中古マンション成約件数は大幅減

4月7日に緊急事態宣言が発令された事もあり、 中古マンションの成約件数は前年比マイナス 52.6%の大幅減となりました。 成約㎡単価、成約価格も前年比でそれぞれ下落しており、やはり大きな影響があった事が分かります。
2020年5月の中古マンション成約件数は4月と比べると若干回復?

緊急事態宣言が全面解除されたのが5月25日のため、5月中は殆どが外出自粛期間中でした。しかし、中古マンションの成約件数は前年比マイナス 38.5%と、大幅減ではありますが、 4月と比べると減少率は縮小しました。
首都圏地域別の2020年4月、5月の中古マンション成約件数は軒並み下落


首都圏地域別での成約件数は4月も5月も、すべての地域が前年比で大幅な減少となっております。
2020年4月、5月の中古戸建の市場動向
次は、中古戸建(首都圏)の4月、5月の成約件数などを見ていきましょう。
2020年4月の中古戸建成約件数は大幅減

中古戸建の成約件数は前年比マイナス 41.5%の大幅減と、中古マンションと同じく非常事態宣言の影響を大きく受けた結果になりました。
2020年5月の中古戸建成約件数は4月と比べると若干回復?

中古戸建の成約件数は前年比マイナス 20.5%と大幅減となりましたが、4月と比べると減少率は縮小しました。
首都圏地域別の2020年4月の中古戸建成約件数、23区は大幅下落


首都圏地域別の成約本数は4月5月とも下落していますが、特に4 月の東京都区部は前年比マイナス 60.2%と大幅減となりました。
まとめ
ここで、2020年5月までの中古マンション、中古戸建の成約件数推移を見てみましょう。


コロナショックで大きな影響を受けた不動産業界。上記グラフを見ると、新型コロナウイルスが蔓延してきた3月頃から、ガクッと成約件数が落ちている事が分かります。
とはいえ、5月にかけて若干上昇傾向にあり、6月の成約件数がどのような数値になっているかが注目されます。

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