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建築条件付売地とは?どんな条件があるの?

10-22-2016

売地の情報をみていると「建築条件付売地」という言葉が書かれているのを目にします。土地を買うにあたってその土地に制約や規制があるの?と疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか。今回は「建築条件付売地」について書いていきます。

建築条件付売地とは?

その土地の売主または売主が指定する施工会社で家を建てることが条件の土地のことです。そして土地の売買契約後一定期間(通常3か月以内)に、建築請負契約を締結する事というものです。簡単に言うと、まず最初に土地だけを契約して、その後通常3か月以内に建築請負契約を結ばなければならないのです。もし期間に建築請負契約が締結しなかった場合は、土地の売買契約が白紙になります。土地を購入した時に支払った手付金などすべて返却されます。

建築条件付売地はお得なの?

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建築条件付売地は建売住宅より安く建てられ、これからプランも決めていくので、自分が思い描いている家ができる。こんな間取りや内装がいいなぁ。など夢がふくらみます。が、実際はそうはいかないんだとか?

なぜ、実際はそうはいかないのか?

自由にプランが決めれ、施工会社を探す必要がないため建築条件付売地は人気ですが、トラブルが多く起きているのも事実なんです。参考プランが用意されている場合が多いので一からプランを考えなくてよく、資金計画が立てやすいのですが、間取りの変更を受け入れてくれなかったり、プランに沿った建築しかしてくれなかったり、制約が多く自由にできなかったりといったトラブルが実際に起きています。何か追加したいとなっても高額な金額を提示されたりと結局注文住宅と変わらなかったり、高くつくケースもあります。自分の思い通りの家を建てたい方には、建築条件付売地は向いていません。ですが、家を建てたいが資金を抑えたい方は事前に、施工会社に参考プランではなく希望のプランで建てられるのか、設計は自由にできるのか、建物、設備の見積りもきちんと確認しトラブルを防ぐことが大事です。

最後に

建築条件付売地はトラブルが目立っていますが、理想の家を建てるためには事前の確認をしっかりと行い自分が納得するまで施工会社と話し合う事が必要です。また、まれなケースですが、指定している施工会社がいくつかあったり、建築条件を外す事が可能な場合もあるそうです。売主に確認することをおすすめします。

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