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理想の家は自分で創る!セルフリノベーションとは

10-13-2016

理想の家は自分で創る!セルフリノベーション物件とは

最近、DIYブームと共に家も自分の好きを徹底的に極めたいという人や、新築よりも安くかっこいい家に住めるということで、セルフリノベーションが流行しています。今回は、セルフリノベーションについてご紹介していきます。

セルフリノベーション、セルフリフォーム、DIYの意味は?

リノベーションとリフォームは規模が違うことを指すことが多いです。どちらも家の改良、修繕を意味しますが、リノベーションが「大規模に、新築の時よりも住みやすくする改良」を指すのに対し、リフォームは「小規模に、新築の時と同じように戻す改良」という意味です。セルフリノベーションとは、それを自分で行うことで、人によってはDIYリノベーションとも言うことがあります。同じようにセルフリフォームという言葉があり、DIYリフォームと言う人もいます。

セルフリノベーションの魅力、メリット

【自由に設計できる】
既存のマンションや建売住宅を買うとなると、気に入らないところにある程度目をつぶって住むということになるかもしれません。また、オリジナリティーが少なく無難な内装になってしまっていることが多いです。設備や内装に強いこだわりがあり、自分の好みに合わせられることは何よりのメリットでしょう。例えば、間仕切りを取り広々としたリビングにしたり、システムキッチンを設置したり、バルコニーを改装したり、できることがたくさんあります。

【物件の選択肢が増えること】
ame854_iketosakamichi_tp_v-1-2新築のマンションや建売住宅を買おうと考えた場合、自分が希望するエリアで希望通りの新築の物件を探すのは大変です。また、希望する時期に見当たらないことも往々にして考えられます。特に都心部では、その傾向が強いようです。
セルフリノベーションをすることを前提として物件を探せば、中古の戸建、マンションを買うことになるので予算が削減でき、立地の選択肢が広がります。その時期に丁度良いマンション開発や建売住宅の中から選ぶのと違い、駅近であったり、閑静な土地、自然の多い土地、公園や河原の近く、等、条件を満たす自分の好みの戸建やマンションと出会える可能性が高くなります。
また、間取りや内装が自分の好みと合わなくても、後でリノベーションするということでその物件も選択肢に入れることができます。

【新築より安く、コストをおさえられる】
コスト面では、新築を購入するよりも、中古を購入してリノベーションする方が、2〜3割安くなるようです。購入する中古物件の価格次第ではありますが、安く理想を実現できる可能性があるようです。新築の物件は、新築状態から15年間で値段が大きく下落します。その後は、地価や景気によって変動しますが、最初の15年ほどは大きく下落することは少ないようです。セルフリノベーションなら、築15年以上の物件を買うと、自分が買ったよりも値を大きく下げるリスクを軽減できます。

【家に関する知識が持てる、DIYが上達する】
家を自分で直すことで、家に関する知識が向上し、自分でできることが増えるようになります。例えば、少しぐらい壁紙が剥がれたりしてもすぐに自分で直して家を綺麗に保つことができるスキルが手に入ります。内装をまた変更したいと思ったら、自分である程度はまた対応できるようになります。

【家に愛情を持って大事にできる】
こうして自分の家を作り上げると、自ずと家に愛情が注げます。長年大切に住み続けるっことができて幸福度が上がるでしょう。

セルフリノベーションの注意点

良いことばかリのセルフリノベーションですが、注意すべきことがいくつかあります。
【中古物件は築年数や耐久性に注意】
www-pakutaso-com-shared-img-thumb-ozp_denkidoril1188中古の戸建やマンションを購入する場合には築年数に注意しましょう。古いマンションだと、今と建築基準が違ったり耐震基準が緩かったりします。今の耐震基準を満たすようにしようとすると工事が必要になり費用がかかる場合があります。これでは、コスト削減のメリットがなくなってしまいます。1981年6月に耐震基準が変わったため、ここをターニングポイントとして物件を考えてみましょう。ただし、これに当てはまらない場合も多いので、専門家の知識を仰ぐのが安心です。

【セルフリノベーションは住むまでに時間がかかる】
物件の引き渡しまでに、建物検査、設計、施工などの作業が加わりますので、時間が必要です。慎重に話は進めていく必要があるので、一刻も早く住みたいという方には難しいです。

セルフリノベーションの費用、期間には余裕を持って

業者に一切頼まないでセルフリノベーションを行う場合は、材料費、道具代、撤去費用がかかります。これは、規模や期間によって異なります。途中で費用が足りなくなるということがないように綿密な計画と余裕のある資金を心がけましょう。

セルフリノベーションに失敗してしまった場合の対策、解決策

住宅のセルフリノベーションは、床の解体・張替え、壁の修繕等、難しい作業の場合失敗が自分でカバーできなくなることがあります。
どうしても解決策が思いつかない場合は、事が大きくなる前に業者や専門家に相談しましょう。
近場のリフォーム業者、ホームセンターのDIYアドバイザーも力になってくれます。ホームセンターのアドバイザーは、セルフリノベーションに関して豊富な知識を持っていたりするので、どんどん頼っていくと良いでしょう。業者に直接見せる、または写真に撮ったりして詳細に状況を伝えましょう。
失敗しても、そこで止まっててはいけません。失敗した経験も含めて、愛情のある家になるのではないでしょうか。きっと感動も人一倍です。理想の家が完成できると良いですね。

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