不動産情報ラボ

よくネットで見かける「未公開物件」って何?

06-12-2016

皆さんはお部屋をどのように探していますか?
以前は不動産会社に出向き物件を探していたと思いますか、近年はインターネットの普及により、パソコンやスマートフォンから自分が好む条件を打ち込めば物件をすぐに探せるようになりました。
家や出先にいても物件を探せてとても便利な時代です。
ですが、便利にも弱点が存在するのです。その弱点とは?
物件検索をしていると「未公開物件」という言葉を目にしたことはありませんか?
弱点というのは、「未公開物件」のことと言っては過言ではないでしょう。
実はインターネットの普及とともに「未公開物件」が増えているのです。
しかし、「未公開物件」ってなんだろう?訳あり物件?秘密の物件?それとも、、、?

「未公開物件」って何?

まず初めに、未公開物件は訳あり物件ではありません。訳あり物件の場合は、「事前告知あり」などと記載されています。
一般的に、借手や買手をみつけるために物件情報を不動産業者の間で情報流通しながら、情報をホームページなどに公開しています。
ですが、オーナー側の理由や不動産会社側の理由、インターネット上に掲載を禁止している物件などさまざまな理由で一般に情報を公開しない場合があります。さまざまな理由がありますが、未公開物件の定義はなく曖昧ですが、なかでもこのような物件を「未公開物件」と多く言われています。

なぜ未公開物件にするのか

情報を公開した方がすぐに借手や買手がつきそうですが、情報を公開しない理由にはさまざまありますが、主にはオーナー側の理由、不動産会社側の理由のふたつがあげられます。

オーナーが情報を公開したくない理由
物件を売る時にやむを得ず売却せざるおえないなどの理由でなるべく周りの方たちに知られたくないので内密に売りに出したい。
賃貸の場合は、退去日は決まっているがまだ入居しているため、公開せず未公開物件扱いにしている。
などの理由から物件を公開していない場合があります。

不動産会社が情報を公開したくな理由
オーナー様から依頼を受けた業者の事を元受といいます。
その元受が自社の利益のために、物件を公開せずに自社で独占をする。
その元受が、物件の情報を一般公開せず自社の利益のために、自社で独占するケースがあります。
その他にも情報を公開したことにより、トラブルも起きているのです。
例えば、静かな住宅地に内覧のため車が一日に何台も出入りし、近隣の住人の方に迷惑がかかったり、所有者がまだ住んでいるのに敷地内に勝手に入られてしまったなど、さまざまな問題が起こってしまったのです。
物件を探しているお客様だけでなく、物件の近隣の方への配慮も考えて情報公開をしていない場合もあります。

未公開物件をみることができるの?

不動産会社に直接行けば未公開の物件を見ることができます。
ですが、忙しくてなかなか行く時間がなかったり、不動産会社ってなんだか入りづらいな。。できれば行かずに済ませたいな。という方も少なくないはずです。そのような方たちは未公開の物件には辿りつけないのか?いいえ。そのようなことはございません。未公開の物件を見れる方法があるんです。その方法は、不動産会社サイトの未公開物件情報システムへの登録。会員登録をするだけで、不動産会社に行かずとも未公開の物件や一般に公開される前の情報などが見れるのです。
不動産会社に行きスタッフに質問や説明、相談しながら物件を見つけるのもわかりやすくていいですが、忙しく不動産会社に行けない方は、空いた時間を利用して物件検索をして、気に入った物件を不動産会社へ問い合わせ、対応してもらう方法は時間をスマートに使えていいのではないでしょうか。不動産会社に抵抗がある方も、この物件がいい。など決まった物件があればきっかけとなるのではないでしょうか。

最後に

最初に便利ゆえ「未公開物件」が弱点と言いましたが、「一般に出回っていない物件情報」「残りものではない物件情報」であることは間違いありません。
未公開物件にこだわらない方も、チェックしてみてはいかがですか?あなた次第で未公開物件の弱点が美点に変わります。
よりよい自分に合った部屋に出会える可能性が広がるかもしれませんよ。
居心地良く快適に過ごすための空間の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

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