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マンションを買うなら低層?高層?それぞれのメリット・デメリット

06-24-2016

マンション選びをする時に、低層マンションか高層マンションか悩んだことはありませんか?
低層マンション・高層マンションの厳密な定義はないですが、一般的に「2、3階建て」を低層マンション、「3~5階建て」を中層マンション、「6階建て以上」を高層マンション、「20階建て以上」を超高層マンションと言われています。
今回は低層マンション、高層マンション、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

低層マンションのメリット・デメリット

低層マンションのメリット

・エレベーター
火災や故障で停止した場合でも階段を使ってもそれほど苦にはならないでしょう。
高層マンションのように戸数が多くないので、エレベーターを待つ時間が短く、出勤時、外出時など待つストレスがなくスムーズに出かけられます。気軽に外出ができます。

・地震など揺れに強い
低層・高層に関係なく建物自体の強度は厳密にはほぼ同じですが、低層マンションは、建物が低いため建物の揺れが高層マンションに比べ軽減されるので被害の危険性が低く、地震など揺れに強いと言われています。

・住環境
低層マンションの最大の魅力は、「低層住居専用地域」に建てられるため、静かな環境にあることが多いです。
そして、周りに高い建物が建てられたりする心配もありません。静かな住環境を求めている方にはとても良い環境です。

低層マンションのデメリット

・価格が高い
戸数が少ないため、一戸当たりの建築コスト、管理費の負担が高くなります。
大規模マンションなどは、駐車場料金が管理費などに充当されますが、低層マンションは、あまり管理費の足しにはならないのです。

・駅からの距離
「低層住居専用地域」に建てられることが多いため、駅から離れてしまいます。
電車を利用する方にとっては不便かもしれません。

・眺望の悪さ
やはり低層なため、周りの建物に遮られてしまうため眺望は良いとは言えません。

高層マンションメリット・デメリット

高層マンションのメリット

・利便性
駅前や商業地域に建てられることが多く、通勤や買い物など便利です。
近年マンションにスポーツジムや共用のレンタルスペースが完備されていたり、飲食店やスーパーなどのテナントが入ったりと、便利になってきています。

・安全面
コンシェルジュや警備員が常勤しているので、生活のサポート、セキュリティー面でも安心して生活ができます。

・眺望の良さ
眺望が良いのは最大の魅力ではないでしょうか。
周りに遮る建物が少なく遠くまで見晴らしが良く、夜になると街の灯りを見渡せます。また、遮る建物の少ないため風の通りが良いので、快適に住むことができます。

高層マンションのデメリット

・ベランダに洗濯物が干せない
万が一、干してある物が飛んでしまったり、物が下に落ちたりしたら危険なため、禁止しているマンションが多いです。

・エレベーター
上の階はもちろん戸数が多いので、低層マンションに比べ利用する人が多く時間がかかってしまいます。特に朝の出勤時間帯は、途中の階で止まる頻度が多く時間がかかってしまうので、時間にゆとりをもって家をでないといけません。

・ポストまでの距離
ポストが1階に設置してあることが多いので、郵便物や新聞などポストに届く郵便物を取りに行く手間がかかります。部屋着で行くわけにも行かず、わざわざ着替えていかなければならないのです。

・建物の揺れ
耐震対策はしっかりなされているが、高層マンションは構造上、上に高く建てられているため、高層階にいくにつれて揺れは大きくなります(免震構造でない場合)。なので家具家電の転倒などの危険性が高くなります。

最後に

低層マンションも高層マンションもそれぞれの魅力があります。
メリットがデメリットになったり、デメリットがメリットになったりと住む方によって変わってきます。
低層マンションのように、静かな住環境での暮らしを選ぶのか、高層マンションのように、利便性を選ぶのか、マンション選びで後悔しないようにご自身、ご家族の生活スタイルなどイメージする事が大事なのではないでしょうか。

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