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住宅ローンの金利や選び方

05-28-2016

住宅購入の際に、お世話になるであろう住宅ローンですが、専門家でない限りはあまり触れる機会もないためよく分からないのが実情ではないでしょうか。キャッシュでローンを組まずに住宅を購入できる人は少ないかと思いますので、少しだけ住宅ローンについて知ってみましょう。知識が少しでもあるのと、全くわからず言われるがままに組むのとでは心持ちも変わってきますね。今回は、住宅ローンの金利や選び方等を中心にご紹介していきますので、是非参考になさってみてください。

住宅ローンの金利や選び方のポイント

総返済額で選ぶ

住宅ローンで気になるのは金利という方が多いようですが、支払うお金は金利だけではありません。選ぶ際は実質負担することになる、総返済額で選ぶようにしましょう。銀行によっては、保証料がとられる銀行もあります。例えば0.1%や0.2%保証料が上乗せされてきたとすると、額が大きいだけに、100万円以上の負担増になってしまうことも多いのです。その他、手数料等が発生する場合もあるため住宅ローンを選ぶ時には細かく見ていって、総返済額で考える癖をつけると良いでしょう。

金利タイプに注意

では、金利の話ですが、前述の事項に加えて、ただ金利の低さに目を奪われるということではなく、金利のタイプも見てみましょう。代表的なのは2つあり、金利が固定されているタイプと変動金利タイプです。今現在の状況であれば、低金利ブームのため変動金利が有利です。ただ、もちろん変動なので将来金利が上がるリスクがあります。どちらが必ず良いということではなく、それぞれの事情にあったものを選ぶことが大切です。今とても経済的に余裕があって早めにローンを返してしまう計画であれば、変動金利タイプでも良いでしょうし、ゆっくり長期的にリスクヘッジしながらということであれば、固定タイプでも良いのかもしれません。

余裕のある返済計画

ローンの種類によっては、一時的に支払いをストップできる商品もあり、リスクヘッジできるタイプのものもあります。住宅ローンは、一般的にはかなり長期スパンでお付き合いするものです。その何十年かの間には、予期せぬ出来事があるかもしれません。病気をしたり怪我をしたりして、一時的に仕事が入ってこなくなってしまったり、離婚のリスクだってあります。家を買おうとウキウキした気分の時にはなかなか考えにくいことかもしれませんが、慎重に余裕のある返済計画を立ててみてください。

繰り上げ返済で安定を

身も蓋もないかのしれませんが、早くローンを払い終えることが何よりのリスクヘッジです。特に前述の金利変動タイプのローンを組んだ場合は、金利が上がるときに支払うということがなくなるので、早々と完済してしまうことも念頭に置きながら生活しましょう。ここで重要になるのが、繰上げ返済の手数料がかかるかどうかです。繰上げ返済をしながら返していくということであれば、手数料の無い商品を選ぶのもローン選びの大事な要素です。

借り換えのタイミング

これは時初めてローンを組む方にはあまり関係の無いことではありますが、住宅ローンの借り換え、つまりローンを切り替えるということを検討する場合は、金利が0.3%程度低ければ換え時です。最近は、低金利と言われている時代ですので、該当するようであれば借り換えも良いのではないでしょうか。その際は、金利タイプも同じものを選ぶようにするとリスクが抑えられます。

相談できる不動産会社を選ぶ

ローンについては、大きな決断な上によく分からないというのが多く聞かれる意見です。住宅購入時に不動産屋さんを選ぶ時は、住宅ローンの事まで親身になってくれるようなアットホームで優しい人に頼みたいところですね。住宅購入の際は、是非顧客満足度の高い不動産会社を探してみてくださいね。

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