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戸建ての仲介手数料を無料にすることは可能?3つの手段について解説!

02-21-2020

戸建て物件を購入する際に発生する仲介手数料の金額は決して安くありません。そのため、なんとかそれを無料に出来ないものかと考えている人もいるのではないでしょうか。もちろん、戸建てを購入すれば、基本的に仲介手数料はかかります。しかし、方法いかんではそれを無料にすることも決して不可能ではないのです。興味があるという人のために、実際にどのような手段があるのかを解説していきます。

そもそも戸建の購入にかかる仲介手数料ってどんなもの?

仲介手数料を無料にする方法を考えるためには、まず、仲介手数料自体について理解を深める必要があります。そこで、そもそも戸建の購入にかかる仲介手数料とはどのような性格のものなのかについて説明をしていきます。

仲介手数料がかかる理由

不動産物件を購入する際には大抵の場合、不動産仲介業者が間に入ります。そして、物件購入希望者にさまざまな情報を提供したり、売り主との交渉を代わりにおこなってくれたりしてくれます。その代わり、仲介業者は買主に対して仲介手数料を請求するというわけです。つまり、仲介手数料とは、物件購入の契約が成立した際に、仲介をおこなった業者に対して支払う成功報酬のようなものだといえます。そして、不動産仲介業者の多くは、仲介手数料を主な収入源としています。しかし、中には、土地を売買するのに本当に仲介業者が必要なのかと疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。

そこで、考えてほしいのが、仲介業者が存在しなかった場合です。そうなると当然、物件の売買の交渉は売主と買主がじかにおこなうことになります。それでも、話がスムーズに進めば問題はないでしょう。しかし、多くの場合、不動産取引に関してはお互い素人の場合がほとんどであるため、契約上の不備などからトラブルになりがちです。また、売主が経験豊かでこちらだけが素人の場合は、売主に有利な条件で話を進められてしまうなどといったケースも考えられます。

逆にいえば、仲介業者が間に入ってくれるからこそ、不動産取引に詳しくない一般の人でも戸建て物件を購入する際に、スムーズな契約ができるというわけです。それに、不動産の購入に関して疑問や悩みが生じた際には、さまざまな相談に応じてくれます。そう考えると、不動産取引において、仲介業者の役割は大きく、仲介手数料が発生するのもある意味当然だといえます。

仲介手数料の計算の仕組み

仲介手数料の金額についてはある一定の制限があります。法律で上限が定められているため、それ以上の値段をつけることはできないのです。それでは、その上限というのはいくらかというと、計算方法は不動産の売買価格によって変わってきます。まず、取引価格が200 万円以下の場合は仲介手数料の上限は「売買価格の5%+消費税」になります。また、200~400万円以下なら上限は「売買価格の4%+2万円+消費税」です。さらに、400万円を超えた場合は「売買価格の3%+6万円+消費税」が上限となります。

したがって、購入額が5000万円で消費税が10%だとすると「(5000万円×0.03+6万円)×1.1」で171万6000円が仲介手数料の上限となるわけです。同様に、購入額が100万円なら仲介手数料は5万5000円、300万円なら15万4000円、500万円なら23万1000円となります。これらの金額は不動産物件が売れたことに対する成功報酬であるため、売買契約が締結した時点で支払い義務が発生することになるわけです。もっとも、実際にはこれらの額を契約締結時に一括して支払うケースはあまりありません。契約締結時と物件の引渡時にそれぞれ5割ずつ支払うのが一般的です。

ちなみに、一度契約を締結したものの、金融機関でのローン審査に落ちて契約を白紙に戻さざるを得ないというケースでは、「ローン特約による解除」が適用されます。つまり、その場合は仲介手数料を支払う必要はないのです。

戸建の購入にかかる仲介手数料の目安

仲介手数料の上限は法律で決められているものの、下限についての取り決めは一切ありません。つまり、上限以下であれば、金額はいくらでもかまわないというわけです。また、仲介手数料は業者同士で相談して決めているというわけでもないため、法律の範囲内であれば、それぞれの業者は自由に金額を決めることができます。そのため、仲介業者によって仲介手数料の金額が異なるといったケースも当然あります。それならば、なるべく仲介手数料の安い業者を選びたいところです。

ところが、そうしようと思っても実際にはなかなか難しい面があります。なぜなら、戸建ての購入にかかる仲介手数料は、上限ギリギリの金額となっているところが多いからです。たとえば、一般財団法人土地総合研究所が2015年に実施した「不動産業についてのアンケート調査」によると、不動産仲介手数料の金額はどうしているかとの質問に対して、83.8%の業者が「宅建法令に基づく上限を適用している」と答えています。「独自の基準を設けている」、あるいは「状況に応じて低いものを適用している」と回答した業者は両者を合わせても10%未満に過ぎないのです。

なぜ、多くの業者が上限ギリギリで横並びなのかというと、広告宣伝費や時代に合わせたサービス向上にコストがかかるからであり、そういう意味ではやむを得ないともいえます。しかし、いくらコストがかかるからといっても、もし、上限より高い仲介手数料を請求したとすれば、それは違法です。万が一にもそういうことがないように、仲介手数料を示されたときはきちんと内容を確認するのが賢明です。

戸建の仲介手数料を無料にする手段1:売主と直接やり取りする

戸建てを購入する際には、仲介手数料がつきものだと考えられがちですが、実際のところ、それを無料にする手段はいくつか存在します。そこで、この段落では、その手段のひとつとして、「売主と直接やり取りする」という方法を取り上げ、具体的な内容について説明していきます。

売主と直接やり取りすると仲介手数料が無料になる理由

不動産の売買において仲介手数料が発生するのは、売主と買主の間に仲介業者が入っているからです。逆にいうと、売主と買主が直接やり取りをし、仲介業者なしで売買をした場合は仲介手数料が発生しないという理屈になります。たとえば、知り合い同士なら直接話し合い、仲介業者抜きで不動産の売買をおこなうというのはよくある話です。しかし、それ以外のケースで素人同士が不動産の売買を直接おこなうのはおすすめできません。なぜなら、先の説明の通り、トラブルになる可能性が非常に高いからです。

一方で、不動産取引に関してお互いに素人であることがトラブルの要因であるならば、専門家から土地を購入するという手があります。どういうことかというと、実は、仲介業務をおこなっている不動産会社でも自社の物件を売りに出しているケースがあるのです。その場合、不動産業者は仲介者ではなく、売主という立場なので仲介手数料は発生しません。そのうえ、相手は不動産取引のプロなので、間に仲介業者を挟まなくてもトラブルになる可能性は低いというわけです。

ただ、直接契約ができる物件であっても、他の仲介業者も窓口になっているというケースがあります。すると同じ物件を購入しても後者のルートで購入したときのみ仲介手数料が発生するということになってしまいます。知らずにそちらを選択すると大きな損になってしまいかねないため、不動産業者などが売主の場合は直接販売をしていないかの確認が大切です。

売主との関係性を確認する方法

不動産物件の広告を見る場合、多くの人は価格や間取り、あるいは設備や周辺環境ばかりに目がいきがちです。しかし、仲介手数料が無料のところを探したいのであれば他に注目すべきところがあります。それは「取引態様」に関する記述です。取引態様とは不動産業者がその物件とどのような形で関わっているかを示したものであり、具体的な種類としては「仲介」「売主(直接)」「代理(販売代理)」の3つがあります。このうち、取引態様が仲介なら、不動産業者が仲介業者としてかかわっているので、当然、仲介手数料が発生するというわけです。

それに対して、取引態様が「代理(販売代理)」や「売主(直接)」であれば、ハウスメーカーや不動産会社などが直接販売していることを意味しているので、仲介手数料は払わなくてもすむという話になります。ちなみに、取引態様の記載場所は広告の媒体によっても異なるため、注意が必要です。たとえば、チラシなどの紙媒体なら、多くの場合は情報を提供している会社名のところにカッコ書きで記載されています。一方、インターネットの物件情報の場合は、物件詳細情報欄に「取引態様」という項目が設けられているケースが多いので、まずそこを確認してみましょう。

戸建の仲介手数料を無料にする手段2:交渉して無料にしてもらう

仲介業者が間に入る場合でも、交渉次第では戸建ての仲介手数料を無料にすることは可能です。そこで、そもそもなぜ交渉が可能なのか、また、交渉を成功させる確率を上げるにはどうすればよいのかについて解説をしていきます。

仲介手数料の交渉が可能な理由

仲介手数料は法律で定められた上限ギリギリに設定されているケースが一般的です。しかし、それはあくまでも業者が独自に設定したものであり、強制的に定められたものではありません。料金を下げるのは各業者の自由であるため、そこに交渉の余地があるといえます。あとは、いかに仲介業者や売主の状況に応じた交渉ができるかです。ちなみに、仲介手数料を無料にしたのでは仲介業者の儲けがなくなってしまうのではと思うかもしれませんが、決してそのようなことはありません。なぜなら、仲介業者は買主だけでなく、売主からも仲介手数料を得ているからです。

したがって、片方から得られなくても、もう片方が仲介手数料を払ってくれるのなら一定の利益は確保できるというわけです。状況によってはそれでも十分だと考える業者もいます。さらに、売主がすぐにでも物件を売却したいと考えている場合は、交渉することで売主側が仲介手数料を負担してくれるというケースもあるのです。

仲介手数料の交渉をするときのポイント

仲介手数料の交渉を成功させようと思うのであれば、仲介業者や売主の状況を踏まえたうえでおこなうのは大原則です。たとえば、ずっと売れ残っている物件であれば、仲介手数料なしでも売ってしまいたいと考えている可能性は高いといえます。そこで、「仲介手数料が無料になるなら、すぐに契約する」といった具合にはっきりと購入の意思を示せば、交渉はスムーズに進むはずです。逆に、そういった交渉材料がないのに、仲介手数料を無料にしてほしいといってもなかなか交渉はうまくいきません。なぜなら、仲介業者のほうも広告費や事務所の維持費などでコストがかさんでいるため、安易に値段を下げるわけにはいかないからです。

ただ、人によってはこちらの希望を伝えることで、買主の仲介手数料も負担してもらえないかを売主に交渉してくれる場合もあります。したがって、なるべく親身になってくれそうな業者を選んだうえで、仲介手数料の件を持ち出してみるのも一つの手です。ただし、こちらが高圧的な態度をとったり、無理な要求をしたりすると、面倒な客だと思われてしまうおそれがあります。そうなると、譲歩を引き出しにくくなってしまいます。あくまでも、無理のない範囲で丁寧にお願いすることを忘れないようにしましょう。

戸建の仲介手数料を無料にする手段3:無料の業者を選ぶ

戸建ての仲介手数料を無料にする究極の手段としては最初から仲介手数料が無料の業者を選ぶという手があります。一体どういうことなのかを具体的に説明していきます。

業者が仲介手数料を無料にしている理由

インターネットなどで物件情報をチェックしていると、「仲介手数料無料」という言葉を目にする場合があります。実は仲介業者の中には、顧客獲得のために最初から仲介手数料を無料にしているところがあるのです。そして、こうした業者を選べば、わざわざ交渉をしなくても仲介手数料が無料の戸建て物件を購入できることになります。実際、物件購入のための初期費用を安く抑えられるという理由から、仲介手数料が無料の業者を選ぶ人は多くいます。

そもそも、なぜ仲介手数料を無料にできるのかというと、そういった業者は業務を効率化したり、広告費を抑えたりすることによって、仲介手数料がなくても利益が出せる仕組みを構築しているからです。そのうえ、サービス向上にも努め、多くの顧客に対してスムーズに物件を紹介しているので利用者は増加傾向にあります。そして、そのことも仲介手数料に頼らないサービスの継続につながっているというわけです。

仲介手数料無料の業者を選ぶメリット

仲介手数料が無料の業者を選択するメリットは、単に費用を抑えられるということだけではありません。仲介手数料を無料にするためには、効率的な業務が欠かせないので、そういった業者には知識や経験が豊富なスタッフが多く集められています。すると、不動産選びの相談にいっても、最適な提案をしてくれる可能性が高いのです。しかも、仲介手数料が無料になるだけでなく、物件そのものの価格交渉の依頼もできるため、購入のための総費用をさらに抑えられる可能性があります。特に、「ゼロワンハウス」なら物件によっては、購入時に多額のキャッシュバックを受けることができるので非常にお得です。

戸建てを購入するなら仲介手数料を無料にして初期費用を抑えよう

戸建てを購入する場合でも、仲介手数料を無料にする方法はいくつかあります。たとえば、仲介業者と交渉したり、仲介業者を通さずに売主と直接取引したりする方法です。しかし、「ゼロワンハウス」なら単に仲介手数料が無料になるだけでなく、その他にも、さまざまなメリットがあるので、利用を検討してみることをおすすめします。戸建てを購入するなら仲介手数料を無料にして初期費用を抑えるようにしましょう。

【この記事の監修】
森元 将士 1983年生まれ 宅地建物取引士

日本大学卒業後、テレビ制作・コーディネーターの職を経て大手不動産会社へ入社。 幅広い不動産売買業務全般に携わる。 購入者が損をしない不動産選びを支援したいという想いから、2014年に不動産売買仲介サイト「01HOUSE」を立ち上げ、現在まで300件以上の不動産取引を経験。疑問と不安を解決し、不動産購入の後押しとなる情報を発信している。

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