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不動産の購入時にかかる仲介手数料を値引きする方法やコツって?

02-18-2020

不動産を購入するときは、不動産会社に依頼するのが一般的です。少しでも不動産の購入にかかる費用を抑えるためには仲介手数料を値引くことが重要ですが、実際にはどうしたらいいのでしょうか。仲介手数料を安く済ませるには、コツを押さえることが大切です。そこで、この記事では不動産の購入時にかかる仲介手数料を値引きする方法やコツについて説明していきます。

不動産の売買の仲介手数料について知っておきたい特徴

まず、大前提として「仲介手数料は各不動産会社の利益になる」ということを理解しておくとよいでしょう。不動産の購入にあたって不動産会社が担う役割は、仲介です。不動産会社が直接その物件を販売しているわけではないので、交渉が上手くいって購入を決断したとしても、対象の不動産にかかる購入費用は全額売主の利益となります。不動産会社側も交渉を成立させるために、人件費や用紙代などの費用を支払っている分を回収し、それに利益を上乗せしなければ経営を続けられなくなってしまうでしょう。そのため、仲介手数料という形で物件の購入価格とは別に、費用を請求しているわけです。

仲介手数料の金額は、各不動産会社の人件費や用紙代などにかかるコストは異なっているため、それぞれで異なるのが特徴です。同じ物件を紹介してもらう場合であっても、仲介手数料が高いところもあれば、比較的低いところもあるというのは知っておくとよいでしょう。また、取引する不動産価格が高いほど、仲介手数料も高くなるのが一般的です。なぜなら、基本的に取引価格の高い不動産ほど契約成立までに時間がかかりやすいうえ、トラブルがあったときのリスクも高まるからです。ただし、仲介手数料は成功報酬であるため、契約が成立したときにのみ支払う義務が発生します。仲介を依頼したとしても、条件が合わなくて不成立になった場合は支払う必要はありません。

なお、不動産の売主と仲介業者が契約する方法には複数の方法がありますが、どの契約を交わしている場合でも仲介手数料の基準は変わらないことも知っておくとよいでしょう。買主が支払う仲介手数料は、あくまでも「購入のために費やした費用」だという考え方に基づいているからです。

不動産の売買の仲介手数料の目安

不動産を売買する仲介手数料には、実は法律によって上限が定められています。ただし、上限については決まっていますが、下限についての決まりは特にありません。そのため、仲介手数料は0円であっても、法律上の問題はないのです。とはいうものの、仲介手数料には不動産会社を経営するために必要な費用や利益が含まれているため、実際に0円で仲介してくれるところはほとんどありません。また、ほとんどの仲介業者が上限で仲介手数料を請求しているのが実情であり、値引き交渉はコツを知っていないと難しいケースがよくあります。

仲介手数料の上限は、法律上では取引価格によって定められています。200万円以下の部分については「価格×5%」、200万円超400万円以下の部分については「価格×4%」、400万円を超える部分には「価格×3%」です。これらの計算式で算出した金額に、消費税が加算されます。仲介手数料の計算式のポイントは、「各区分までの金額にはそれに応じた割合で計算すること」です。たとえば、300万円の物件の場合は、「200万円×5%+100万円×4%=14万円」に消費税を加えた金額になります。そのため、200万円を超える物件を購入する場合、計算が少しややこしくなってしまいます。そうした問題を解決するために、仲介手数料には速算式があるので、知っておくと便利です。

200万円超400万円以下の物件については「物件価格×4%+2万円」、400万円を超える物件には「物件価格×3%+6万円」に消費税を加えるだけですぐに計算できます。速算式を用いれば、物件の購入価格をそのまま当てはめるだけで計算できるので簡単です。

不動産の売買の仲介手数料は値引きできる?

不動産会社に支払う仲介手数料には法律上の上限はありますが下限はないため、値引きすることは理論上可能です。ただし、仲介手数料は不動産会社にとっての利益になる部分なので、値引きをするとその分、利益が減ってしまいます。不動産会社のなかには仲介手数料を主な利益にしているところもあるので、そうした会社の場合、安易な値引きを続けてしまうと売り上げに大きな影響を与えてしまうでしょう。SNSが発達した現代では、特定に人に過度な値引きをしてしまうと、その情報が一気に拡散されて他の顧客にも同様の対応をしなければいけないケースが考えられます。すると、不動産会社の経営が急激に悪化するリスクもあるのです。

そうした状況から、過度な値引き交渉をすると不動産会社の対応が悪くなる可能性もあります。特にお気に入りの物件が、売主との契約でその不動産会社でしか扱えないようになっている場合には注意しなければいけません。スムーズかつトラブルを防いで値引き交渉をするには、状況をよく理解してから行うことが大切です。

売買の仲介手数料が値引きされやすいパターン

仲介手数料は基本的に値引きされにくいですが、まったく不可能というわけではありません。そこで、売買において仲介手数料が値引きされやすいパターンについて紹介していきます。

複数の仲介業者が物件を扱っている場合

仲介手数料が値引きされやすいパターンとして挙げられるのは、「複数の仲介業者が競合している場合」です。売主と不動産会社の契約方法にはさまざまなものがありますが、そのなかに複数の仲介業者と契約できる「一般媒介契約」があります。一般媒介契約では、売主は複数の仲介業者に紹介を依頼しているため、不動産会社は購入希望者がいた場合、先に契約を決めようと焦っていることがあるのです。仲介手数料はあくまでも成功報酬なので、いくら営業活動を頑張っても契約が成立しなくては1円も発生しません。不動産会社側からすると、人件費や広告費をかけたにもかかわらず、他の仲介会社で契約が決まってしまうと、それらの費用がまったくの無駄になってしまうのです。

そうした事態を防ぐために、不動産会社は多少であれば仲介手数料の値引きに応じることがあります。このケースでは、はっきりと「仲介手数料が安くなるなら契約したい」と不動産会社に申し出ることがポイントです。そうすれば、相手の担当者も配慮してくれて、スムーズに値引きに応じてくれることでしょう。買主は仲介手数料が安く抑えられて、不動産会社も多少値引きはしたけれども、人件費や広告費が無駄になることがなくなり、お互いにとってWin-Winの関係だといえます。なお、仲介手数料は買主からだけでなく、売主からもらうことも可能です。そのため、不動産会社は、買主から十分な仲介手数料が得られなくても、売主からもらえれば少なからず利益につながるという側面もあります。

仲介業者が売却依頼を直接受けている場合

売主と不動産会社との契約形態には、「専属専任媒介」や「専任媒介」といったものもあります。これらの契約の特徴は、特定の不動産会社だけに仲介を依頼するという点です。依頼を受けた不動産会社側は、他の仲介業者に横取りされるリスクはなくなりますが、契約期間には一定の期限が設けられています。期間内に売却が成立しないと、他の仲介業者に乗り換えられてしまう恐れがあるのです。そのため、仲介業者が売主から直接売却依頼を受けている場合には、仲介手数料の値引きを申し出ても応じてもらいやすいといえます。

ただし、不動産会社側も商売なので、当初の提案は仲介手数料を上限ギリギリに設定しているケースが多いです。この場合は、時間の経過とともに不動産会社側の態度が軟化する可能性があるので、粘り強く交渉を続けていくことが大切だといえます。交渉途中で他の購入希望者に物件を取られてしまわないように気を付けながら話し合いをしていきましょう。また、不動産会社が直接売却依頼を受けていない場合でも、物件の紹介を行うことは可能です。

この場合は、直接依頼を受けている仲介業者に連絡をとって、橋渡しをするという役割になります。つまり、契約が成立しても売主から仲介手数料を受け取れるのは直接依頼を受けている仲介業者で、橋渡しを行った不動産会社はもらえません。こうしたケースでは、不動産会社の利益が少なくなってしまうため、仲介手数料値引きは難しいことが多いです。

不動産の売買の仲介手数料について値引き交渉する際のポイント

不動産売買の仲介手数料について値引き交渉するポイントは「複数の仲介業者を利用すること」です。まずは、お気に入りの物件の仲介手数料などの見積もりを複数の仲介業者に依頼してみましょう。すると、仲介手数料はそれぞれの仲介業者で若干異なるはずです。もしも、最初の見積もりで納得がいく金額のところがあれば、交渉せずそのまま契約してもよいでしょう。もう少し値切りたいと考える場合には、「仲介手数料がいくらになるなら購入したい」と具体的な希望を出すと、検討してくれるケースは多いです。

仲介業者はなるべく利益を出したいと考えていますが、それよりも複数の仲介業者と競っている場合は、早く自社で物件を売ることを重視しているところがほとんどです。値切りに応じてくれる金額が思っていたよりも少ないときは、相手を不快にさせないように気を付けながら「他の仲介業者にも依頼している」ことをにおわせてみるとよいでしょう。また、仲介手数料は大前提として、物件価格の変動に影響を受けることを忘れてはいけません。つまり、物件価格を下げてもらえる場合には、自然と仲介手数料も下がるということです。仲介手数料にとらわれず、トータルの支払いを安くする方法を考えてみましょう。

仲介手数料を値引きしたいときの注意点

値引きをするときは、「実際に状況を考慮して無理のない程度の交渉をすること」が大切です。交渉の仕方が悪くなると契約がスムーズに進まなくなる恐れがあります。仲介業者の担当も人間なので、こちらの言葉遣いや態度が悪いと気分を害するかもしれません。そのようなことがないように、気を付けながら交渉を進めていきましょう。また、大手の不動産会社の場合、経営的に余裕があるため仲介手数料の値引きに安易に応じてくれないこともよくあります。大手よりも中小の不動産会社へ依頼したほうが、値引きしやすいケースがあることは知っておくとよいでしょう。

仲介業者を比較できる一括見積サイトは、便利なので実際に利用している人もいるかもしれませんが、すべての業者を網羅しているとは限りません。サイトだけを過信していると、仲介手数料がより安くなる業者を見過ごす可能性もあります。少しでも仲介手数料を安くするためには、自分の力で探す努力も必要です。

不動産の売買の仲介手数料を安く済ませるコツ

不動産の売買の仲介手数料を安く済ませるコツには大きくわけて「キャンペーンを利用する」「仲介手数料が無料の業者を選ぶ」の2つあります。この段落では、それぞれについて説明していくので、しっかり理解しておきましょう。

キャンペーンを利用する

仲介業者によっては、購入希望者に対するアピールのために仲介手数料の割引に関するキャンペーンを実施しているところがあります。物件価格にもよりますが、仲介手数料は購入にかかる費用のなかでは比較的高額の部類です。「10%還元キャンペーン」などを利用すると、それなりに節約になるので実施している仲介業者がないかどうか事前に調べておくとよいでしょう。また、不動産仲介業を営んでいる「ゼロワンハウス」では、最大200万円のキャッシュバックが受け取れる可能性があります。気になる人はサイトをチェックしてみましょう。

キャンペーンを活用するメリットは、「無理に値引き交渉しなくてもお得に不動産が購入できる点」です。交渉が苦手という人でも気軽に利用できます。ただし、キャンペーンを利用できるかどうかは状況によっても異なるため、まずは気になった仲介業者に相談をすることから始めるとよいでしょう。

仲介手数料が無料の業者を選ぶ

先述した「ゼロワンハウス」では、キャッシュバックを受けられる可能性があるほか、仲介手数料が無料になるケースもあります。最初から無料の仲介業者を選べば、そもそも仲介手数料について悩むことはなくなるでしょう。仲介手数料で悩まなくなれば、契約の種類や物件の状況にとらわれることがなくなり、好きな物件を自由に選べるようになります。キャンペーンや仲介手数料無料が適用されるにあたっては条件がありますが、不動産をかなりお得に購入することができる可能性が高いです。

手数料が無料になることで、浮いたお金を自分の趣味や貯蓄に回すなど、有意義に使うことができるでしょう。物件価格の値下げ交渉もしてくれるので、気になった人はとりあえず相談してみてはいかがでしょうか。

仲介手数料を値引きしてもらってお得に不動産を購入しよう

不動産を購入する際にかかる仲介手数料は、コツを押さえれば値引きしたり無料にしたりすることが可能です。特に「ゼロワンハウス」なら仲介手数料が無料なうえに、キャッシュバックもあってお得なのでまずは悩まずに相談してみることをおすすめします。キャッシュバックをもらったり、仲介手数料を値引きしてもらったりしてお得に不動産を購入しましょう。

【この記事の監修】
森元 将士 1983年生まれ 宅地建物取引士

日本大学卒業後、テレビ制作・コーディネーターの職を経て大手不動産会社へ入社。 幅広い不動産売買業務全般に携わる。 購入者が損をしない不動産選びを支援したいという想いから、2014年に不動産売買仲介サイト「01HOUSE」を立ち上げ、現在まで300件以上の不動産取引を経験。疑問と不安を解決し、不動産購入の後押しとなる情報を発信している。

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